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ハリル監督、本田&大迫チェック メキシコと独に医療班派遣

[ 2017年8月18日 05:30 ]

故障者の情報収集を進めるハリルホジッチ監督
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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が17日、都内で取材対応し、海外組の故障者の状態を確認するため、ドイツ、メキシコに医療スタッフを派遣したことを明かした。31日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼玉)を前に、FW大迫勇也(27=ケルン)、MF本田圭佑(31=パチューカ)ら主力にケガ人が続出中。24日のメンバー発表に向け、スタッフをフル回転させて情報収集を進める。

 故障者続出の非常事態を受け、ハリルホジッチ監督が水面下で動いていた。W杯アジア最終予選は残り2試合。31日のオーストラリア戦、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)のどちらかに勝てば6大会連続の本大会出場が決まる。指揮官は「本田を見てもらうためにトレーナーをメキシコに送った。ドイツでも別のトレーナーがケガ人をチェックしている」と明かした。

 メンバー発表は24日。左肩脱臼の香川、右膝手術の長谷部は既に12日のドイツ杯で復帰した。綱渡りの調整を余儀なくされているのが、右足首負傷で離脱中の大迫と、右ふくらはぎ痛を抱える本田の2選手。ハリルホジッチ監督はより精度の高い情報を得るため、各所属クラブに医療スタッフを派遣した。

 大迫は7月31日の練習試合で右足首を負傷。全治3週間の診断を受け、25日のハンブルガーSV戦での復帰を目指している。関係者によると、16日に別メニュー調整ながらピッチでの練習を再開。20日のリーグ開幕戦ボルシアMG戦は欠場するが、日本協会幹部は「大迫は超回復している。良い報告がきた」と説明した。本田は14日から全体練習に合流。22日のベラクルス戦でのデビューに向けて調整している。

 欧州組の大半が離脱していた今月初旬と比べ、最悪の状態は脱しつつある。それでもハリルホジッチ監督は「重要な試合を前に(ケガ人が多く)混乱がある」と厳しい表情を浮かべた。復帰後のリバウンドや、試合勘の回復具合などを見極めた上でメンバーを決定する。

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