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豪州戦も任せろ!岡崎 プレミア移籍3年目で初の開幕弾

[ 2017年8月13日 05:30 ]

プレミアリーグ   レスター3―4アーセナル ( 2017年8月11日 )

アーセナル戦の前半、ヘディングでゴールを決めるレスターの岡崎(中央左)
Photo By ゲッティ=共同

 いきなり決めた。プレミアリーグの開幕戦が11日に行われ、レスターの日本代表FW岡崎慎司(31)が敵地でのアーセナル戦に先発し0―1の前半5分にヘディングで今季チーム初得点をマークした。開幕戦ゴールはプレミア移籍3年目で初めて。勝てばW杯出場が決まる同アジア最終予選のオーストラリア戦(31日)、サウジアラビア戦(9月5日)に向けても弾みをつけた。 W杯アジア最終予選

 気迫のこもったガッツポーズが、歓喜のほどを表していた。試合開始5分、左からのクロスを味方が頭でつなぐと、岡崎は中央で待ち構えた。身長が10センチ以上も高い1メートル85のMFジャカに競り勝って中央のネットを揺らした。「ゴール前に入っていける力を出せていた。今までとは少し違う形でできていたんじゃないかな」。昨季は10月の9節クリスタルパレス戦までゴールがなかったが、今季は開幕戦の開始わずか5分で得点し、確かな手応えを口にした。

 ポジションを争うスリマニや新加入のイヘアナチョがベンチスタートの中、バーディーと2トップを組んで先発し、後半27分に退くまで精力的に走り回った。「信頼を勝ち取るためにはシーズン2桁を取るくらいの勢いが欲しい」。昨季3得点に終わった自分を鼓舞するように、あえて明確な数字を口にした。

 シェークスピア監督は「献身性、ワークレート(仕事量)の高さは以前にも話してきたが、この試合でもそれが見られた」とその働きに満足していた。また、デーリー・ミラー紙は10点満点中7点を付け「休みなく走り抜きゴールを奪った。どのボールも諦めなかった。グッド」と高評価した。

 日本代表はW杯アジア最終予選のオーストラリア戦を31日に控える。ケルンのFW大迫が右足首のケガで離脱している状況で、岡崎の好発進は明るい材料だ。欧州で7度目の開幕を迎えた31歳は「(オーストラリア戦までに)あと2試合あるんで、そこで自信を持っていけるように頑張っていきたい」と力を込めた。

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