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関根、異例の敵地惜別あいさつ 浦和での「最後のお願い」に甲府快諾

[ 2017年8月9日 06:00 ]

明治安田生命J1リーグ・第21節   浦和―甲府 ( 2017年8月9日    中銀スタ )

浦和でのラストゲームを前に笑顔で練習するMF関根
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 ドイツ2部インゴルシュタットへ完全移籍が決定した浦和のMF関根貴大(22)が9日の甲府戦後、サポーターに直接、移籍報告ができるよう調整が進められていることが8日、分かった。アウェー会場での“あいさつ”となれば異例だが、クラブは甲府側と交渉。甲府も快く了承したという。

 関根からの「最後のお願い」だった。浦和でのラストゲームを前に「サポーターの前で話す場を設けてもらえるのならありがたい。直接、伝えたいと思っています」と話していた。インゴルシュタット移籍が決定したのは6日。10日には渡欧する。自分の言葉で移籍報告と感謝の意を伝える場が欲しかった。

 甲府戦では浦和での集大成を見せる。この日も居残りで右クロスの練習に励み“最後の練習”も妥協なし。「今まで積み上げたものを見せたい。笑顔で終われるように勝たないと」と自身に言い聞かせた。4―1と快勝した3月の対戦では3点に絡んだ関根。4戦ぶりの勝利をもたらし、最後は笑顔で赤きサポーターに“感謝”と“別れ”を告げる。

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2017年8月9日のニュース