霜田氏、ベルギーＬコーチ就任　ＤＭＭ株取得シントトロイデン

ベルギー１部シントトロイデンのコーチに就任することになった霜田正浩氏
Photo By スポニチ

　昨年１１月に日本協会のナショナルチームダイレクターを退任した霜田正浩氏（５０）がベルギー１部シントトロイデンのコーチに就任することが３１日、分かった。日本の大手ネット関連会社「ＤＭＭ・ｃｏｍ」が６月にシントトロイデンの株式２５％を取得。日本人の選手、指導者を獲得する方針を固め、国内外に広い人脈を持つ霜田氏を招へいした。

　シントトロイデンは昨季１２位。今季は３０日の開幕戦で日本代表ＦＷ久保の所属するヘントに３―２で勝利した。霜田氏はポルトガル語が流ちょうで、スペイン語も理解できるため、スペイン人のマルケス監督との対話も問題ない。今月上旬にチームに合流予定で「欧州でいい経験ができる。ベルギーは若手の育成にたけているし、やりがいがある。いずれはＪリーグで監督をやりたい」と語った。

　霜田氏はＦＣ東京や千葉などで指導者や強化担当を歴任し、０９年に日本協会入り。技術委員長などを務め、日本代表のザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチ各監督の招へいに尽力した。昨年の技術委員会の組織改編を機に退任を決意。４月にはタイ代表の監督候補に挙がっていた。