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柴崎 トップ下宣言!エース背番決定も“10圧”感じず

[ 2017年7月22日 05:30 ]

<ヘタフェ入団会見>背番号10のユニホームを持つ柴崎
Photo By スポニチ

 スペイン1部ヘタフェに加入したMF柴崎岳(25)が21日、マドリード近郊のヘタフェで入団会見を行った。注目の背番号は10に決定。6月までプレーしたスペイン2部テネリフェからステップアップし、初めてプレーする世界最高峰のリーグで、トップ下で勝負する覚悟を示した。21年までの4年契約で、関係者によると年俸は1億円。リーグは来月19、20日に開幕節を迎え、ヘタフェは敵地でビルバオと対戦する。

 ヘタフェの新司令塔に対する期待の表れだった。約20人の報道陣が集まった柴崎の入団会見。最後にプラネス・スポーツディレクターから手渡された真新しいユニホームの背番号は「10」だった。ACミラン(イタリア)でFW本田が、ハノーバー(ドイツ)でMF清武が背負った先例はあるが、スペイン1部での10番は日本人初となった。

 冒頭にスペイン語であいさつした後に「1部でプレーすることが夢だった。昨季からスペイン(2部)でプレーして、チャンスをつかんでヘタフェでプレーできることをうれしく思う」と念願だった世界最高峰の舞台にたどり着いた喜びを表現。「主に攻撃の面で多くのものをもたらせると思う。求められれば、どのポジションでもやる気持ちはあるが、個人的にはメディアプンタ(トップ下)が合っていると思う」と背番号10にふさわしいポジションに対するこだわりを口にした。

 スペイン1部で10番はバルセロナのアルゼンチン代表FWメッシをはじめ、各チームの主力選手がつける“エース番号”。注目され、相手のマークも厳しくなるが、その中で活躍すれば強豪クラブへステップアップするチャンスが広がる。15〜16年にヘタフェで10番をつけた元U―21スペイン代表MFサラビアは、16年夏に強豪セビリアに引き抜かれた。

 J1鹿島時代の昨年12月にクラブW杯決勝で2得点を奪ったレアル・マドリードとも再戦できる。「世界で最高のリーグだと思う。たくさんのビッグクラブと対戦することが楽しみ」と笑顔を浮かべた。

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2017年7月22日のニュース