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広島、森保監督が辞任 リーグ3度優勝も今季は降格圏17位低迷

[ 2017年7月4日 11:09 ]

広島の森保監督
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 J2降格圏の17位に低迷する広島は4日、森保一監督(48)が3日付で退任したことを発表した。4日の練習から横内昭展ヘッドコーチ(49)が監督として暫定的に指揮を執る。

 織田秀和社長が発表したコメントによると、森保監督は3―4で敗れた1日の浦和戦(埼玉)後、成績不振により辞意を申し出。クラブ側は慰留したが、本人の意思が固く、辞任を了承したという。同社長は「チームのレジェンドともいえる森保監督の辞任を了承することは、苦渋の決断であり、非常に残念に思います」とし、同監督の今後については「森保監督には今後も、何らかの形でクラブ運営に携わっていただければと考えており、本人からも『即答はできないが、クラブ発展のための協力は惜しまない』との言葉をいただきました」としている。

 森保監督は広島、仙台などでプレーし、日本代表でも守備的MFとして活躍。1993年のW杯アジア予選では主力メンバーとして「ドーハの悲劇」を経験した。2004年1月に現役を引退すると、広島、新潟のコーチなどを経て12年に広島の監督に就任。1年目からリーグ初優勝に導くと、翌年は2連覇を達成、15年も年間優勝を果たした。しかし今季は17試合を終えて2勝4分11敗の勝ち点10で17位に低迷している。

 森保監督はクラブを通じて「ファン・サポーターの皆さま、株主・スポンサーの皆さま、スタッフ、選手、サンフレッチェ広島に携わるすべての方々に支えてもらい、素晴らしい監督在任期間を過ごすことができました。皆さまのサポートには心から感謝しています。プロは結果がすべての世界。皆さまに喜んでいただけるような結果を残すことができず、申し訳ありません。サンフレッチェに携わるすべての方々と3度の優勝で喜びを分かち合えたことは、いい経験となりました。今は、皆さまへの感謝の想いしかありません。とても幸せな5年半でした。ご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございました」とコメントを発表した。

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2017年7月4日のニュース