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鹿島4連勝で3位浮上!金崎22戦不敗弾 5日勝てば首位に

[ 2017年7月3日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第17節   鹿島3―2柏 ( 2017年7月2日    柏 )

<鹿島・柏>前半、鹿島・ペドロ・ジュニオールのオーバーヘッドを顔面で止めに行く柏・輪湖(左)右は金崎
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 3試合が行われた。鹿島は柏を3―2で下して4連勝。勝ち点を33に伸ばし首位に2差の3位に浮上した。リーグ戦6試合ぶり先発のFW金崎夢生(28)がゴールを挙げて、得点した公式戦22試合連続で負けなしとなった。柏は11戦ぶりの黒星で首位陥落。C大阪が3―1でFC東京を下し、12年ぶりとなる首位に浮上した。

 “不敗神話”は大一番でも健在だった。0―1で迎えた後半開始直後、GK権純泰(クォン・スンテ)が左手親指の付け根を痛めて負傷交代。そんな負の流れをエース金崎が一変させた。

 8分に左サイドから緩急をつけたドリブルでマークをかわし、右足を一閃(いっせん)。ボールは伸び上がるような軌道でGK中村の頭上を抜いた。ゴールを挙げた公式戦は22試合連続で負けなし。「亮太(永木)と“同じ世代で頑張ろう”と話してた。良かった」。ベンチ方向に走り、右拳を2度強く握って喜びを爆発させた。

 大岩新体制となって以降、先発は選手の状態によって柔軟に変化するようになった。「チーム内の競争が激しくなった」とDF昌子。両足首の状態が万全ではない金崎も例外ではない。リーグ戦6戦ぶりの先発で期する思いがシュートには込められた。指揮官は「ああいう姿がスタジアムの雰囲気を変えたり、チームの勢いを生み出す。彼の素晴らしいところ」と振り返った後、「あんまり褒めると…」と一拍置いてからさらに絶賛した。「スーパーシュートだった」

 金崎のゴールの3分後には、同学年のMF永木が直接FKを決めた。「俺と夢生と康(遠藤)は同世代でチームの中堅だし、俺ら3人で引っ張っていきたいという気持ちは凄く強い」。再び同点に追い付かれるも27分にFWペドロ・ジュニオールがリーグ戦3試合連続ゴールを決め、激戦を制した。

 4連勝で3位へと浮上。ACL出場により未消化だった5日の敵地・G大阪戦に勝てば首位に立つ。監督交代から1カ月。苦難を乗り越えた鹿島の、連覇への道がくっきりと見えてきた。

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