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サイド突破任せろ!両翼自在にこなす東京V生え抜き22歳安在

[ 2017年6月25日 06:36 ]

ジュニア時代からヴェルディに所属する安在。サイド突破はもちろん、左足からのミドルシュートも武器
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 J2東京Vは第19節を終え9勝6敗4分の勝ち点31で6位につけている。6月はここまで1勝2分。J1復帰へは1位と2位が自動昇格。3〜6位までが昇格プレーオフを戦うことになる。東京Vから9位までが現在同勝ち点。混戦を抜け出し、再浮上を期したいところだ。

 17節の松本戦(4日)はMF安在和樹(22)が敵地で意地を見せた。前節長崎戦(5月27日)で連敗。もう負けられない1戦で先制を許したものの、後半38分にDF井林の右からのクロスを左足で豪快に叩き込んでドローとした。

 ジュニア時代からヴェルディでプレーする生え抜きだ。今季19戦中17試合に先発。得意の左サイドだけでなく、右サイドも自在にこなす。1歳年下で同じ生え抜きのMF安西幸輝との“ダブルアンザイ”が、東京Vの両翼を支えている。

 松本戦では中へも入って積極的なプレーを見せた。「最低限の1点。勝ち点1しか取れなかった」と話したものの、左足から繰り出すミドルシュートも大きな魅力。「たくさん試合に出る、たくさん試合に勝つ」を目標とするシーズン。サイド突破はもちろん、今後はゴールも期待される。

 18節のホーム名古屋戦(10日)は今季からメインコーポレートパートナーとなったISPSのスポンサーデーだった。豪華なセレモニーや今季最多1万2659人の観衆の後押しに奮起した。後半途中出場のFWドウグラス・ヴィエイラ(29)の2得点で試合をひっくり返し、4試合ぶりの勝利を挙げた。ドウグラスには試合後、ISPS・半田晴久会長からISPS賞10万円も贈られた。

 19節の愛媛戦(17日)は再びFWドウグラスの2得点があったものの、3―3で引き分けた。21日に天皇杯・千葉戦を戦った過密日程で迎える20節の17位・町田戦。取りこぼしは許されない。緑の軍団が、力を振り絞るのは今だ。

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2017年6月25日のニュース