チリ代表サンチェス　代表最多得点記録を樹立

　チリ代表のＦＷアレクシス・サンチェス（２８＝アーセナル）が、同代表の最多得点記録を樹立した。

　２２日、カザニで行われたコンフェデ杯１次リーグＢ組ドイツ戦に２トップの一角で先発し、前半６分に先制ゴールを決めた。前線からのプレスで相手のパスミスを誘ってボールを奪取。ＭＦアルトゥロ・ビダル（３０＝バイエルン・ミュンヘン）とのワンツーで抜け出し、最後は左足シュートで左ポストに当てながらゴールに流し込んだ。

　サンチェスの今大会初ゴールは、国際Ａマッチ通算３８点目。ラツィオ、ユベントスなどで活躍したＦＷのマルセロ・サラス氏（４２）の３７得点を抜き「チリ代表の最多得点者になれたことは本当に嬉しい」と喜びを語った。また同通算１１２試合目で、この日ベンチで出番がなかったＧＫクラウディオ・ブラボ（３４＝マンチェスター・シティー）の最多記録に並んだ。

　試合は前半４１分に追いつかれて、１―１で引き分け。チリはドイツとともに勝ち点を４とし、得失点差で首位を守った。「チームの出来は良かったと思う。優勝する自信がある」とサンチェス。２５日に１次リーグ最終戦でオーストラリアと対戦する。