×

木村V弾!長崎“九州ダービー”制し奪首も射程圏内に

[ 2017年6月12日 05:30 ]

明治安田生命J2第18節   長崎1―0熊本 ( 2017年6月11日    トラスタ )

熊本戦でクラブのリーグ戦通算200ゴールを決めた長崎MF木村
Photo By スポニチ

 首位奪取も見えた。J2長崎は熊本との「バトル・オブ・九州」に快勝。順位は前節と変わらない5位ながら、昇格プレーオフ圏内をキープした。首位福岡を勝ち点差わずか3で追う。この試合でクラブのリーグ戦通算200ゴールを決めたMF木村は「(メモリアルゴールを)取れたらいいなと思っていた。うれしい」と声を弾ませた。

 下位に沈む熊本は今季ここまで無失点試合がわずか2試合。そのほころびを長崎は見逃さなかった。前半36分だ。相手DFのクリアミスを拾ったMF幸野が、左サイドからクロスを供給。ペナルティーエリア内でこぼれ球をFW中村が右足シュート。これはGKに阻まれたものの、二の矢がある。詰めていた木村が右足で押し込んだ。15年4月11日の京都戦(西京極)でクラブ通算100ゴールを決めた“メモリアル男”が再び節目の得点をものにした。「蹴り込めて良かった。持ってますね」とドヤ顔なのは当然だろう。

 前節まで8得点と活躍していたFWファンマがベンチから外れ、総合力が問われた一戦だった。後半は押し込まれる場面が増えたものの、GK増田を中心に守り抜いた。ここ5戦は3勝2分けで負けなし。高木琢也監督(49)は「ホームで勝てて良かった。最後まで集中力を切らさず対応してくれた」と手応えをつかんだ。

 対する熊本は今季3度目の3連敗。敵地に駆けつけたファンのブーイングが虚しく響いた。

続きを表示

2017年6月12日のニュース