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香川 パスで崩す“日本流”貫く「極端に変える必要ない」

[ 2017年6月3日 05:30 ]

日本代表欧州組合宿 ( 2017年6月2日 )

<日本代表練習>じっくりと走り込む(右から)本田、長友、原口、香川
Photo By スポニチ

 合宿6日目のこの日から練習に合流したMF香川真司(28=ドルトムント)は「もうドイツ杯優勝のことは忘れたい。イラク戦だけを考えている。次はまったく別の試合になるので、いい準備をしないと」と力を込めた。27日のドイツ杯決勝でフランクフルトに勝利して優勝。30日に帰国した際には「(祝勝会で)ビールを飲み過ぎた」と冗談交じりに話していたが、頭は完全にW杯予選モードに切り替わっていた。

 イラク撃破のイメージはできている。試合会場のシャヒード・ダストゲルディ・スタジアムは芝生の状態が悪いことが予想されるが、「実際に見てみないと分からない部分もあるが、戦い方を極端に変える必要はない」と細かいパスワークで崩す日本本来のスタイルを貫く重要性を強調。ハリルホジッチ監督は肉弾戦も覚悟している中、香川は地上戦で勝機を見いだす考えだ。スタジアムは違うが、15年9月8日のW杯アジア2次予選アフガニスタン戦で2得点するなどテヘラン開催の試合には良いイメージもある。

 今回のメンバーからは清武(C大阪)、森重(FC東京)、西川(浦和)ら常連組が落選。香川は「どの選手も入れ替わる可能性がある。皆が危機感を持ってやらないといけない」と語った。合流初日とあり、7対7のゲーム形式でターンの際にバランスを崩す場面もあったが、徐々に調整のギアを上げていく。

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2017年6月3日のニュース