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本田、国内NO!!去就に言及 ミラン退団後、強気の代表合流

[ 2017年6月2日 05:30 ]

練習前、ハリルホジッチ監督(右)と話をする本田
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 親善試合シリア戦(7日、味スタ)、W杯アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)に向けて合宿中の日本代表は1日、千葉県内で2部練習を行った。午後の練習からFW本田圭佑(30=ACミラン)が合流。既にミラン退団を表明しており、注目の去就に言及。Jリーグ復帰は考えておらず、海外で「ケンカ」する姿勢を貫くと明かした。

 “自由”の身となった本田が、今後の青写真を描いた。導き出した答えは、安定よりも挑戦。「日本という選択肢は考えていない。(今後も)ない」。はっきりと明言し、続けた。「日本では、ちょっと窮屈で…。海外の2メートルの男とケンカしたい日本人だっている。そういうところに刺激を求めていくヤツも、何人かは日本人としていないといけない。我々の役割分担も職種にかかわらずある、ということです」。三十路となってなお、ファイティングポーズは崩していない。

 08年に海を渡り、9年半がたった。VVVフェンロで主将として1部昇格を導き、CSKAモスクワ、そしてACミランへ移籍。背番号10を志願してつけて、名門再建を目指した。「同じルーティンがあまり好きじゃない。未開の地が凄い好き。自分を知らないエリアに(身を)置くのが好き」。スペインのレバンテや米MLSシアトルなど移籍に関する報道は絶えない。米国や資金力のある中国などの選択肢について「基本的にはオープンマインド」と含みを持たせ、「移籍先を全てテーブルに載せて選んでいる」と話した。

 この日は練習前に約5分、ハリルホジッチ監督と個人面談。ランニング中心のメニューをこなし、合流初日を終えた。W杯切符への戦いが待つ一方で、自らは岐路に立っている。「僕はビッグネームの次と思っている。トップ選手が動いた後で、次の中堅どころの選手が玉突きのように動く。この1、2週間でトップ選手がどう動くのかは、楽しみというか大事」。本田の決断の時が、刻一刻と近づいている。

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