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本田 国内復帰の可能性を否定「自分が成長できる、刺激的なところに挑戦心を持っていきたい」

[ 2017年6月1日 23:00 ]

サポーターの声援に答こたえる本田
Photo By スポニチ

 サッカーの親善試合シリア戦(7日、味スタ)、W杯アジア最終予選イラク戦(13日、テヘラン)に向けて合宿中の日本代表は1日、千葉県内で2部練習を消化した。午後練習からはACミラン退団を表明しているFW本田圭佑(30)が合流。注目の去就について言及し、国内復帰の可能性を否定した。

 ミランで出場機会が激減し、日本代表でも先発を外れる厳しい状況が続く。それでも本田は「試合に出ることを優先して移籍をしたことは過去にない。自分が面白い、自分が成長できる、刺激的なところに挑戦心を持っていきたいので、そこはトッププライオリティーではない。面白くて行きたいクラブがあるかどうかが重要。その次に出られるかなあ、ということは考えるんでしょうけど、それは最初ではない」。出場機会が移籍の最優先事項でないことを明言した。

 海外で9年半を過ごした本田にはJリーグ復帰という選択肢も残されているが、その可能性は否定した。「正直に言うと、日本という選択肢は考えていないです。(今後も)ないですね。悪く取らないでくださいね。日本には僕がいなくても、いっぱい頑張っている選手もいるし、僕がいなくてもたくさん日本人がいる。日本では、ちょっと窮屈で…。海外の2メートルの男とケンカしたい日本人だっているわけです。そういうところに刺激を求めていくヤツも何人かは日本人としていないといけない。我々の役割分担も職種にかかわらずある、ということです」。独特の表現を使い、海外挑戦を続けることを明かした。欧州だけでなく米国や中国に行く可能性に関しては「基本的にはオープンマインド」と含みを持たせた。

 この日はランニング中心のメニューを消化。自身の決断が迫られる中、W杯予選へ向けた戦いが始まる。「まだチームも全員集まってないですし。あんま変わらないです。フィジカル的には問題ないというのと、感覚的なものはもちろん(試合を)やってみないと分からない。そこは変わらないです」。そう語った本田は、徐々にギアを上げていく。

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2017年6月1日のニュース