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札幌 3戦連続零敗…遠いゴール遠いアウェー初勝利

[ 2017年5月28日 05:30 ]

明治安田生命J1第13節   札幌0―1鳥栖 ( 2017年5月27日    ベアスタ )

<鳥栖・札幌>鳥栖に敗れ肩を落とす札幌イレブン
Photo By スポニチ

 今季未勝利の敵地でやはり勝ち点は遠かった。札幌は27日、敵地・ベアスタで鳥栖と対戦。前半38分に鎌田大地(20)に先制ゴールを許すと、反撃も実らず、リーグ戦3連敗を喫した。順位こそ15位と変わらないが、3試合連続ノーゴールと負の連鎖を断ち切れなかったチームは、前半戦の正念場を迎えた。

 敵地で勝てない。勝ち点1すら遠い。これで今季のアウェー戦は1分け6敗。3試合連続無得点で今季初のリーグ戦3連敗を喫した四方田監督は「先制点を取られると相手は引いて守る。そこを打開しきれず、最終的に奪えていない。勝ち点1でも持ち帰りたかった」と悔しさをにじませた。

 その先制点は前半38分。スルーパスから左サイドを突破されると、マイナスに折り返したグラウンダーのクロスを最後は中央でフリーのMF鎌田に流し込まれた。3戦ぶりの先発出場で最終ラインを統率したDF河合も「あそこだけ集中が切れた。一瞬の緩み。もったいない失点だったけど、それがサッカー。もっとみんなで声を掛けるべきだった」と悔やんだ。過去2戦と同様の追いかける展開が、最後まで札幌に重くのしかかった。

 それでも後半は一気に反撃に転じた。3ボランチのアンカーだったMF宮沢とインサイドハーフのMF荒野の位置をチェンジ。徐々に主導権を握ると同22分にはMF菅のミドルシュートがクロスバーを直撃した。同39分にFW内村、さらにクロスの精度が高いマセード、長身のFW上原らを投入したが、1点は遠かった。

 ただ誰一人下は向いていない。無得点こそ続くが、指揮官は「崩すことはできているので粘り強くやるしかない」と話せば、MF荒野は「3連敗は痛いけど、リーグ戦はまだまだ長いから」と力を込めた。次節6月4日の神戸戦は今季6戦で1敗だけと抜群の勝率を誇る本拠地戦。ここで再起を図るしかない。

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2017年5月28日のニュース