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磐田 初先発組で3戦ぶり勝ち点、主力次々離脱も広島と△

[ 2017年5月28日 05:30 ]

明治安田生命J1第13節   磐田0―0広島 ( 2017年5月27日    Eスタ )

<磐田・広島>前半6分、磐田FW川又(中央)がシュートを放つ
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 磐田はアウェーで広島にスコアレスドロー。故障者が続出する苦しいチーム状況下で連敗を2で止め、リーグ3試合ぶりの勝ち点を獲得した。

 総力が求められた一戦。“新鮮力”の活躍も光った。今季リーグ初先発のMF松井大輔(36)、MF上田康太主将(31)らが中盤で攻撃のリズムをつくる。前半6分にはFW川又堅碁(27)が惜しいシュートを放つなど、決定機を多く迎えた。

 シュート数は相手の倍の14本。守備も広島に好機をほとんど与えず、リーグ3試合ぶりの零封を飾った。松井は「負けないことは良かったが、前半で決めていたら勝てた」と唇をかんだ。川又も「最初に決められなかったのが全て。みんなに申し訳ない」。選手たちの悔しい表情に内容の良さが表れた。

 主力ら4人を負傷で欠く中、25日にMF中村俊輔(38)が左大腿肉離れで練習合流まで約3週間と発表。U―20W杯参戦中の日本代表FW小川航基(19)は大会で左膝前十字じん帯断裂と同半月板損傷の重傷で離脱者が増えた。難しいチーム事情の中、上田、松井、DF中村太亮(27)の初先発組が活躍。後半35分から今季リーグデビューを飾ったMF荒木大吾(23)も見せ場をつくった。

 光りが見えた一方、リーグ5戦勝ちなし。4試合連続無得点と結果がついてこない。「点を取れる工夫していきたい」と上田。現状を完全に打破するためにも、ゴールラインの一線を越えたい。

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2017年5月28日のニュース