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ACL出場の中国・江蘇蘇寧 指揮官にコズミ氏をリストアップと報道

[ 2017年5月23日 20:35 ]

 イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカート」は23日、今季ACLにも出場している中国1部の江蘇蘇寧が、イタリア人指揮官のセレセ・コズミ氏(59)をリストアップしていると報じた。

 江蘇蘇寧のオーナーは、日本代表DF長友佑都(30)が所属するインテル・ミラノも所有する蘇寧グループ。その蘇寧グループは先日、今季途中までローマのスポーツダイレクターを務めていたワルテル・サバティーニ氏(62)を両クラブのダイレクターとして招へいしており、その関係もあり将来的にイタリア人指揮官が就任する可能性があるという。その中でかつて元日本代表MF中田英寿氏(40)の古巣としても知られるペルージャやパレルモなどで指揮を執った経験を持つコズミ氏の名前が挙がっているようだ。

 コズミ氏は中田氏がローマに移籍しチームを去った翌年の00―01シーズンに、それまでセリエAでの指揮経験がなかったにもかかわらず、当時のガウッチ会長から大抜擢。限られた戦力の中で予想以上の結果を残し、一躍、名監督の仲間入りを果たした。ペルージャのあとはウディネーゼやジェノア、パレルモなどで指揮を執り、昨シーズンはセリエBのトラパニの監督に就任、最終的には敗れたものの、セリエA昇格プレーオフまでチームを導いた。

 江蘇蘇寧は15年シーズンに、元ルーマニアDFのダン・ペトレスク監督(49=アルナスル)のもとカップ戦を制覇し、オフにチェルシーから元ブラジル代表MFラミレス(30)、アーセナルも獲得を狙っていたブラジル人FWアレックス・テイシェイラ(27)をシャフタール(ウクライナ)から“爆買い”。初出場したACLでは1次リーグでFC東京と同じグループに入ったが、ホームのFC東京戦を落とすなどし予選敗退となった。 今季はかつてJリーグでも磐田や京都などでプレーした経験も持つ元韓国代表FWの崔 龍洙(チェヨンス)氏を新監督に迎えシーズンをスタート。2年連続出場となったACLでは1次リーグを突破したものの、リーグ戦では不振を極め、10試合を終え最下位に沈んでいる。

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2017年5月23日のニュース