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レスター岡崎“復権ボレー”左足でズドン!公式戦31試合ぶり弾

[ 2017年5月14日 05:30 ]

プレミアリーグ・第37節   レスター1―2マンチェスター・シティー ( 2017年5月13日 )

<レスター・マンチェスターC>前半42分、左足ボレーシュートを決める岡崎(右から2人目)
Photo By ゲッティ=共同

 スーパーボレーで17年公式戦初ゴールだ。レスターの日本代表FW岡崎慎司(31)は13日、敵地でのマンチェスターC戦に2トップの一角で先発。0―2の前半42分、利き足とは逆の左足で今季リーグ戦3得点目を決めた。プレミアリーグでの得点は昨年12月以来22試合ぶりで、公式戦の得点は実に31試合ぶりとなった。試合は1―2で敗れた。また、12日にはチェルシーが2試合を残し2季ぶり6度目の優勝を決めた。

 待ちに待ったゴールは息をのむほどの美しいボレー弾だった。0―2の前半42分。左サイドのMFオルブライトンにパスが渡ると、岡崎は中央を駆け上がった。「ファーサイドにいたらノーチャンスだと思った」。瞬時の判断でニアサイドへ寄り、左後方から送られたクロスに倒れながら利き足とは逆の左足を合わせた。「自分の価値を来年に残すためにも、ビッグチームから取れて良かった」。公式戦31試合、実に161日ぶりとなる待望の瞬間だった。

 今季リーグ戦はわずか2得点。前線からの守備で持ち味を発揮してはいるが、「FWで2点というのは、役割はあるにしても、やはり納得いかない」と話していた。プレミアリーグ2年目で通算8得点。既に16年12月のサンダーランド戦で日本代表MF香川が保持していた同リーグ日本人最多の6得点を抜いており、記録を更新した。「風邪というか、鼻がちょっと」と話したように体調が万全ではなく、後半は運動量が落ちて28分に交代。「最後までピッチに立てるようになれればと思う」と満足はしていなかった。

 6月13日に控えるW杯アジア最終予選のイラク戦へ向けても弾みがついた。3月28日のタイ戦では、日本代表3人目となる国際Aマッチ通算50得点をマーク。31歳にかかる期待は依然大きい。この勢いを今後へとつなげていく。

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2017年5月14日のニュース