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FIFA承認!26年W杯アジア枠「8」本大会出場国48へ拡大

[ 2017年5月11日 05:30 ]

2026年サッカーW杯の出場枠
Photo By 共同

 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、バーレーンのマナマで理事会を開き、出場チームが32から48に増える26年W杯の大陸別出場枠案を承認した。アジア枠は現行の4・5から8へ増加。プレーオフを含め、最大9チームの出場が可能になる。日本協会の西野技術委員長は「喜ばしいこと」と歓迎し「アジアのレベルを上げていかないと」と強調。日本の予選突破のハードルは下がるが、中国やタイなどの台頭でアジアの実力は拮抗(きっこう)しており、油断は禁物だ。

 プレーオフも現行の2大陸間による方式から変更される。欧州を除く5大陸連盟に開催国が属する大陸連盟から1チームを加えた計6チームで2枠を争う。開催国は自動的に出場できるが、現行の開催国枠ではなく各大陸に割り当てられた枠を使い、共催の場合、予選免除チーム数は理事会で決める。

 出場枠の大幅増を受け、アジア予選の方式変更も必要となる。現行は1、2次予選を経て12チームによる最終予選を実施しているが、26年大会は2次予選で8枠とプレーオフに回る1枠を決める可能性もある。予選期間が短縮されれば欧州遠征などが増え、本大会を見据えた強化に時間が割けるメリットもある。FIFA理事を務める日本協会の田嶋会長は「(放送権などの)契約を考えると、スタートしないと」と語り、近く議論が本格化する見通しだ。

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2017年5月11日のニュース