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ユベントス21年ぶり頂点へ王手 ブッフォン「決勝進出だけでは何の意味もない」

[ 2017年5月10日 14:07 ]

欧州CL準決勝第2戦   ユベントス2―1モナコ ( 2017年5月9日    トリノ )

決勝進出を喜ぶユベントスの(左から)イグアイン、アウベス、ディバラ (AP)
Photo By AP

 欧州CL準決勝第2戦が9日に行われ、ユベントス(イタリア)がホームでモナコ(フランス)を2―1で破り、2試合合計4―1で2大会ぶりの決勝進出を決めた。

 ユベントスは前半33分、鮮やかなカウンターから先制点。アウベスのクロスからマンジュキッチがヘディングシュートを放ち、一度はGKに弾かれるもこぼれ球を左足で押し込んだ。同44分にはCKのこぼれ球に反応したアウベスが追加点。後半に1点を返されたが、危なげなく逃げ切った。

 アッレグリ監督は「(トップのレベルから)遠いところからスタートし、ここまできた。クラブも選手も、また私自身も成長を遂げて、ここまで来ることができたのだろうと確信している」と感慨深げ。そして「決勝は参加するものではなく、勝たなければならないものだということを2年前に知った。もっと伸ばさなければならないところがあるので、いい準備を積んで決勝に臨みたい」と抱負を述べた。

 準決勝2試合で1ゴール3アシストと大活躍のアウベスは「ゴールは確かに素晴らしかったけど、味方を助けられたことが嬉しい」と謙虚。新エースのディバラは「5年前はアルゼンチンにいた。その時自分が今ユベントスでプレーするなんて全く想像もできてなかった。だからCL決勝なんてもちろん考えられなかった。きょうは忘れられない日になった」と語った。

 そして主将のブッフォンは「2年前の決勝では自分にとって最後になると言われた。ただそんなに自信があったわけじゃないけれど、自分自身は思い描いていた。最後の最後まで自分の夢と、自分のやっていることを信じきることが必要だと思っていたからね」と語った上で、「これで現実となったけど、こうなったら決勝進出することだけには何の意味もない」とクラブ21年ぶりの頂点を見据えた。

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2017年5月10日のニュース