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川崎F AFCの執行猶予付き裁定に質問状提出へ 政府と情報交換も

[ 2017年5月4日 20:20 ]

川崎FCの藁科社長
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 アジア・サッカー連盟(AFC)が4日、韓国で行われた4月25日のACL水原戦で、サポーターが旭日旗を掲げた川崎Fに対し、1年の執行猶予付きでAFC主催のホームゲーム1試合を無観客とする処分を科したことを受け、川崎Fの藁科義弘社長(59)が川崎市内のクラブ事務所で対応。「旭日旗が政治的、差別的なものと裁定されたのは残念です」とした上で、AFCが定めた10日間の期日以内に「なぜそうなったかという理由を確認する」とAFCに質問状を送ることを明かした。

 藁科社長は1日にマレーシアにあるAFC本部を訪れたことを明かし、旭日旗に政治的、差別的なメッセージがないことを改めて主張。今後は質問状に対する回答を待って対応する方針だが、再び受け入れられなかった場合は、政府機関、日本サッカー協会(JFA)やJリーグと情報交換を図りながら、異議申し立てすることも念頭に置いているという。

 また、旭日旗を掲げたサポーターに対してはクラブ側から水原戦後に事情聴取が行われていたが、帰国後に謝罪があったようで、さらにサポーター側から「観戦自粛する」との申し入れがあり、クラブ側が尊重する意思を示した。

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2017年5月4日のニュース