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鹿島、今季初の首位浮上 金崎V弾 浦和は昨年CSから対鹿島3連敗

[ 2017年5月4日 15:55 ]

<浦和・鹿島>試合終了後、サポーターに向かって喜びを表す鹿島・昌子
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 明治安田生命J1リーグは4日、第10節第1日の1試合が行われ、前節首位の浦和と同3位の鹿島が埼玉スタジアムで対戦。昨季2冠の鹿島が昨年のチャンピオンシップ(CS)決勝の再現となった1戦を1―0で制して勝ち点21とし、暫定順位ながら今季初の首位に立った。敗れた浦和は勝ち点19から伸ばせず、第7節で立った首位から陥落した。

 開始早々から首位攻防戦にふさわしい激しいぶつかり合いが展開される中、先制したのは鹿島だった。前半23分、鹿島は右スローインからボールを展開。公式戦3試合ぶりの先発となったMF小笠原からの右クロスをペナルティーエリア手前でFW金崎が受け、ドリブルでエリア内に進入した。金崎はDF森脇、MF関根をかわして左足でシュート。ボールは森脇に当たってゴール右隅へと吸い込まれる先制弾となった。金崎は4月30日の前節・鳥栖戦(カシマ)から2試合連続の今季4得点目となった。

 浦和は後半2分にこぼれ球を拾ったMF宇賀神のシュートが枠を外れ、同6分のラファエル・シルバのシュートもネットを揺らすことができず。後半26分、前線へ駆け上がったDF那須のシュートもキャッチされた。後半30分以降はさらに両チームの選手がエキサイトする場面が多くなり、小笠原(鹿島)、宇賀神(浦和)、興梠(浦和)と立て続けにイエローカードが出されるシーンもあったが、最後は試合巧者の鹿島が1点差のまま逃げ切った。

 浦和は鹿島との対戦となった昨年11月29日のCS決勝第1戦に1―0で勝ち年間王者に王手をかけながら、12月3日の第2戦で1―2で敗れてタイトルを逃し、今年2月18日の富士ゼロックス・スーパー杯でも2―3で鹿島に敗戦。これで対鹿島戦は3連敗となった。

 J1第10節は変則日程で、この日開催されたのは1試合だけ。残り試合は5日に2試合、6日に3試合、7日に3試合が行われる。

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