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札幌 15歳デビューの注目戦に苦杯…1次リーグA組2位後退

[ 2017年5月4日 05:30 ]

YBCルヴァン杯1次リーグA組   札幌0―1FC東京 ( 2017年5月3日    味スタ )

FC東京に敗れガックリの札幌イレブン
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 痛恨の初黒星だ。札幌は3日、ルヴァン杯第4節でFC東京と敵地・味の素スタジアムで対戦。前半31分にFC東京のMF永井謙佑(28)に決められ、0―1で敗れた。これでルヴァン杯は4戦目にして初黒星。2勝1分け1敗とした札幌はAグループ首位の座から陥落し、2位に順位を下げた。

 不完全燃焼だ。注目の一戦で喫したカップ戦初黒星。FC東京U―23所属の15歳、FW久保がJ1公式戦デビューを飾る中、その久保に際どいFKを放たれ、押し込まれたまま敗れた。

 「攻撃でタメをつくれずに自滅からピンチを招いた。FC東京のプレッシャーが速く、判断スピードや準備が間に合わなかった」。四方田監督は悔しさをにじませた。相手のプレスに苦しんで主導権を握られ続けると、前半31分にミスからボールを失って最後はMF永井に鮮やかなミドルシュートで失点した。

 四方田監督はケガ人が多い中、札幌U―18所属の17歳のFW藤村を2トップの一角に起用。藤村はJリーグ公式戦デビューを果たしたが、対するFC東京は日本代表のDF森重や高萩を先発させる強力布陣。4月30日の磐田とのリーグ戦にフル出場したばかりのDF横山、MF菅らを先発出場させざるを得ない事情も影響し、チーム力の差が如実に表れた。

 MF小野はカップ戦2試合連続フル出場と気を吐いたが、最後まで決定機をつくれなかった。積極性を欠き、シュート数はFC東京のシュート14本に対して札幌は0本。後半はDF福森やMF荒野、金眠泰(キムミンテ)など主力投入でリズムも生まれたが、ゴールは遠かった。「切り替えてリーグ戦に向けて頑張っていきたい」。四方田監督は、6日の大宮とのリーグ戦に目を向けた。この敗戦は、今季無敗のホームで払しょくするしかない。

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2017年5月4日のニュース