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昌子“GW弾”で本拠沸かせた!「サポーターとの一体感」で決めた今季1号

[ 2017年5月1日 05:30 ]

明治安田生命J1第9節   鹿島2―1鳥栖 ( 2017年4月30日    カシマ )

前半41分、鹿島・昌子(右)がヘディングで決勝ゴールを決める(左は金崎)
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 J1は9試合が行われ、鹿島はホームでの鳥栖戦に2―1で逆転勝ち。3位に浮上し、浦和との勝ち点差を1とした。

 スタジアムを出た昌子は少年たちから声を掛けられた。「昌子!次も決めてね!」。大型連休の最中に集まった1万8462人とともに喜べた白星。「今日はサポーターとの一体感が凄くあった」。選手会長にとって何よりうれしいことだった。

 1―1の前半41分、MF遠藤の左CKに飛び込んだ。「いまいち覚えていない。トヨ(鳥栖の豊田)君の後ろにいたら、ただ(ボールが)来た」。無我夢中で頭に当てた今季初ゴールは、J1最速となるホーム通算800得点目のメモリアル弾。前半23分には自らのハンドでPKを与えて失点したが、きっちりと借りを返した。

 今季から選手会長に就任。サポーターの声、チケットの売り上げ、全ての情報が、クラブから真っ先に伝わる。「ホームでの連敗について、考えるところも凄くあった」。ホームではこれまで1勝3敗。責任を強く感じていた。

 責任感はピッチでの姿勢にも表れている。決勝トーナメント進出を決めた26日のACL蔚山戦。ハーフタイムには4歳年上のFW金崎と要求を激しくぶつけ合い、それが功を奏して後半に4得点した。この日も前半に金崎と口論。ピッチ外での仲は良いが、嫌われてもいいという覚悟を持っている。鈴木満強化部長は「秋田、岩政、次は自分だという意識もあるだろう」とDFリーダーの自覚を見て取っていた。

 4日に対戦する首位浦和との勝ち点差は1と縮まった。「優勝争いをする上で一番のライバルになる。直接対決で倒さない限りは勝てない」。昌子の視線の先は既に打倒レッズへと向いていた。

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