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C・ロナウド、CL史上初100得点!大会6度目ハットでレアル7季連続4強

[ 2017年4月20日 05:30 ]

欧州CL準々決勝第2戦   Rマドリード4―2バイエルンM ( 2017年4月18日 )

バイエルン・ミュンヘン戦でRマドリードの1点目を決め仲間と喜ぶC・ロナウド(右)
Photo By ゲッティ=共同

 欧州CL連覇を目指すレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(32)が史上初となる欧州CL100得点を達成した。18日、ホームのバイエルン・ミュンヘン戦で延長後に2ゴールを挙げるなど大会6度目のハットトリックをマーク。チームを2戦合計6―3での勝利と史上初となる7季連続の準決勝進出に導いた。

 世界最高峰の大会で前人未到の100ゴール。C・ロナウドはハットトリックで派手に金字塔を打ち立てた。2―2(2戦合計4―3)で迎えた延長後半5分、ドリブル突破したDFマルセロからのパスを右足で押し込み3点目。マルセロと一緒に両手を広げる“クリロナポーズ”で大台到達の歓喜を表現した。

 「3ゴールはとてもうれしい」とクラブ公式サイトで喜びをコメント。ブンデスリーガ4連覇中の強豪を相手に2試合で1人5ゴールと大暴れし「バイエルンのようなチーム相手に(チームで2戦合計)6ゴールを決めるのは簡単ではない。僕たちが勝者にふさわしい」と胸を張った。

 批判を浴びながらも結果を残した。0―1(2戦合計2―2)の後半31分に、MFカセミロの右クロスを頭で押し込み1点目。1―2(2戦合計3―3)となってもつれ込んだ延長の前半終了間際に物議を醸す2点目を決めた。DFセルヒオ・ラモスからのパスを胸トラップから左足で蹴り込んだが、VTRではオフサイド。3点目もオフサイド気味で、スタンドの一部観客から非難の口笛を浴びた。エースは「僕を非難しないでほしい。いつもベストを尽くしているんだ」と不満をにじませた。

 今季のロナウドは“ラストスパート型”という。「調子はいい。シーズン終盤を良い状態で迎えられるように準備してきた。過去3、4年はそれができなかったからね」。ピークをシーズン終盤に合わせるため、ジダン監督と話し合い意図的にプレー時間を減らしてきた。15日も国内リーグのヒホン戦を欠場し、この一戦に備えた。16ゴールで4季連続5度目の得点王に輝いた昨季は、1次リーグで史上最多の11得点を挙げたが、準決勝以降は無得点。今季は逆に1次リーグは2得点で不調と批判を浴びながらも、佳境で一気に調子を上げてきた。

 ジダン監督からは「重要なときに常にやってくれるし、違いを見せてくれる。唯一の存在だ」と最大級の賛辞が贈られた。次の標的は23日のバルセロナ戦。現在首位の国内リーグで暫定で勝ち点3差の宿敵を叩けば、5季ぶりのスペイン王座奪還に大きく近づく。

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2017年4月20日のニュース