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拘束イラク人の証拠なし、現場から犯行声明発見も捜査振り出しに

[ 2017年4月14日 05:30 ]

ドルトムント対モナコ戦の試合会場周辺を警戒する警察官
Photo By ゲッティ=共同

 ドイツ捜査当局は13日、ドルトムントの選手らが乗ったバス付近で11日起きた爆発に関連し、拘束したイラク人の男について「捜査の結果、(爆発に)関与していたとの証拠は得られなかった」と発表した。捜査は振り出しに戻った。

 現場からは、シリアなどで続く過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で偵察任務に当たるドイツ戦闘機の引き揚げなどを求める犯行声明が発見された。このため、イスラム過激派の犯行の可能性もあるとみて引き続き捜査を進める。また、捜査当局は爆発物に詰められていたとみられる金属片がバスの座席に突き刺さっているのが見つかったと発表。負傷した選手が1人にとどまったのは幸運との見方を示した。

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2017年4月14日のニュース