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香川1G1A ドルト敗戦も地元メディア「君たちは英雄だ!」

[ 2017年4月13日 06:53 ]

欧州CL準々決勝第1戦   ドルトムント2―3モナコ ( 2017年4月12日 )

モナコ戦の後半39分にゴールを決める香川(AP)
Photo By AP

 11日に起きた爆発事件の影響で延期されたモナコ戦が行われ、ドルトムントの日本代表MF香川真司(28)は先発フル出場。1ゴール1アシストと活躍したものの、事件で負傷で欠場したバルトラに勝利を届けることはできなかった。

 試合前、イレブンはウォーミングアップでバルトラにエールを送るTシャツを着用。対戦相手のモナコサポーターからドルトムントへのメッセージが読み上げられ、さらに「ドルトムント」コールも沸き起こる普段とは違った雰囲気の中でのゲーム。ドルトムントはバルトラの代わりにベンダーが先発、香川は5―1―2―2の右インサイドハーフとして先発した。

 前半19分にモナコに先制を許し、同35分にはオウンゴールで2点目を献上。それでも後半、香川が4―2―3―1のトップ下に入ると流れが変わった。後半12分、左からのクロスがゴール前にこぼれると、香川がGKより先に触り、こぼれをデンベレが押し込み1点差に。再び2点差とされた後半39分、香川はシャヒンの右からのクロスをトラップ、シュートフェイントで相手をかわして左足でゴール。警備上の理由から試合後の取材対応は一部の選手のみ。香川は「行かないといけないみたい。ごめん」とだけ言い、申し訳なさそうな顔で言スタジアムを後にした。

 爆発事件翌日の試合にトゥヘル監督は「この試合では勇気が必要とされ、それを示すことができた。90分間サッカーをプレーしたことは、もしかしたら何か気を紛らわす助けになったかもしれない」と話した。地元紙「ルールナハリヒテン」は状況を鑑み、選手の個別採点を行わないことを発表。ビルト(電子版)は「BVBは激しく戦い、2―3で敗れた それでも君たちは英雄だ!」という見出しで記事を掲載した。

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