×

川崎F4戦連続ドロー崖っ縁“爆買い軍団”広州恒大猛攻耐えるも

[ 2017年4月13日 05:30 ]

ACL1次リーグG組   川崎F0―0広州恒大 ( 2017年4月12日    等々力 )

<川崎F・広州恒大>後半、ドリブルをする中村憲(中央)
Photo By スポニチ

 G組の川崎Fはホームで広州恒大(中国)と0―0で引き分け。逆風の前半を何とか無失点で乗り切り、後半にMF中村憲剛(36)を投入して攻勢に出たが、ゴールを奪えなかった。4戦連続で引き分けと大会初勝利が遠く、次戦にも敗退が決まるピンチに立った。E組の鹿島は敵地でブリスベン(オーストラリア)に1―2で敗れた。

 またしても引き分けに終わった。中国スーパーリーグ6連覇中の広州恒大に必勝を期して臨んだが、最後までゴールを奪えなかった。最低限の勝ち点1を得たものの、4戦連続ドロー。MF中村は「正直言うと、どう受け止めて良いのか。良かったのか、悪かったのか。なかなか判断は難しい」と首をひねった。

 この日は試合前から激しい雨が降り注ぎ、ピッチでは強風が吹いた。広州恒大のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は「前半から常に優位に立ちたい」とコイントスに勝って風上のピッチを選択した。川崎Fは防戦一方となり、FKからブラジル代表MFパウリーニョに何度も危ないシーンをつくられた。

 DF奈良が「何とかゼロで抑えようと話していた」と振り返ったように前半を無失点で乗り切ると、サイドが替わった後半に猛攻を開始。鬼木監督は後半最初からエースの中村を投入。23分には、この日最大のチャンスをつかんだ。中村のシュートのこぼれ球を長谷川が左足でシュート。あと一歩のところまで迫るも最後までゴールは遠かった。

 今季はケガ人が続出して、現在も家長、阿部ら9人が離脱中。鬼木監督は毎試合、メンバー、システムを変更してやりくりしている。中村も「長くやっているメンバーではないので、もうちょっと詰めていかないといけない」と言う。

 次戦に1次リーグ敗退が決まる可能性が浮上したが、2連勝での自力突破の目もある。昨季のJリーグMVPのベテランは「まずは次。勝たないと上にはいけない」と25日のアウェー水原(韓国)戦へ前を向いた。

 ▼川崎Fの行方 4試合連続ドローで勝ち点4の3位のまま。次節(25日)は現在G組首位の水原とのアウェー戦。仮に△か●の場合は、同日に2位の広州恒大が最下位のイースタンFC戦に○で、川崎Fの1次リーグ敗退が決まる。

続きを表示

2017年4月13日のニュース