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鹿島 メルカリと“タッグ”最低でも年間4000万円でスポンサー契約へ

[ 2017年4月7日 05:50 ]

 鹿島のオフィシャルスポンサーに株式会社メルカリ(本社・東京都港区)が決まったことが6日、分かった。7日に発表される。CMで話題のメルカリは20、30代の女性に人気があり、Jリーグで最も入場者数に占める女性ファンの比率が高い鹿島とのコラボレーションが注目される。決勝に進出した昨年末のクラブW杯効果が具体的な形となって表れた。

 “世界2位”になったことが、大型のスポンサー契約をもたらした。お笑い芸人の渡辺直美や千原せいじらを起用したコミカルなCMが話題のメルカリと鹿島がタッグを組む。クラブのオフィシャルスポンサー契約の額は最低でも年間4000万円(推定)。スポンサー契約を結ぶ76社の中でも、メルカリはトップスポンサーの仲間入りを果たす。

 同社は日本最大のスマートフォン向けフリーマーケットアプリを展開する。13年の創業以来、日米合算で6000万ダウンロードを記録する、新進気鋭の企業だ。クラブ幹部は「急成長を遂げたメルカリ社との関係構築は、今季クラブとして重視しているデジタル施策の強化、および新規顧客層の開拓に向けて大きなメリットとなる」と説明する。

 メルカリのアプリは20、30代の女性を中心に人気を集めるが、鹿島も昨季、Jリーグが統計した入場者数に占める女性比率が44%(ホーム浦和戦時)とJ1最高だった。さらなる「鹿女」の増加、そして、男性ファンやコアなサポーター以外の未開拓の顧客層へのアプローチも可能になる。同幹部は「お互いにウィンウィンの関係が築けるようにしたい」と話した。

 契約を機に駅から2番ゲート付近へと延びる通路を「メルカリロード」と命名。8日のC大阪戦では関連イベントも行われる。また、22日の磐田戦以降のホームの試合では、試合後に選手が着用したユニホームなどの出品をライブ配信する予定もある。

 茨城県出身のメルカリ小泉文明取締役は「日本だけでなく世界のトップを目指す姿は、フィールドは違えど共通の思い」と互いのフィロソフィーが合致して契約に至ったことを明かした。今季ACLを含めた全大会優勝を目標に掲げる鹿島。タイトル獲りへ、力強いバックアップだ。

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2017年4月7日のニュース