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札幌MF深井、今季絶望…甲府戦で左膝じん帯断裂、半月板損傷

[ 2017年4月6日 07:13 ]

札幌のMF深井一希
Photo By スポニチ

 J1札幌のMF深井一希(22)が5日、左膝の手術を受け、今季絶望となった。深井は2日の甲府戦(中銀スタ)の前半14分に左膝を負傷。動きだす瞬間に同箇所をひねって担架で退場した。4日に札幌市内の病院で検査を受けた結果、左膝前十字じん帯断裂および内外側の半月板損傷と診断され、この日に手術。クラブは手術は成功したと発表した。ただ、古傷を抱える左膝でもあり、復帰まで最低8カ月はかかる見通し。今季は絶望的で、チームにとって大きな痛手となった。

 将来、日の丸を背負う大型ボランチとして期待された深井にとっては厳しい現実だ。12年に札幌U―18からトップ昇格した翌13年10月にも左膝全十字じん帯を断裂。復帰1カ月後に今度は右膝前十字じん帯および右膝内側半月板損傷で8カ月間離脱した。完全復活した昨シーズンも10月に右膝半月板の手術を受けるなど度重なる膝のケガに苦しんできた。

 それでも、今季は開幕から主力のボランチとしてプレー。初めてのJ1の舞台で堂々としたプレーを見せ、チームには欠かせない存在となっていた。それだけに開幕から1勝3敗1分けのチームにとって痛い離脱。四方田監督は「チームにとって長期離脱は痛い。深井に限らずだけど(故障した)彼ら自身もつらいと思うので、また復帰できるように戻ってきてほしいと思う」と話した。深井の離脱が、開幕から苦戦続きのチームに暗い影を落とした。 (青木 一平)

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2017年4月6日のニュース