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香川 今季リーグ戦初ゴール!自己ワースト27節目「遅すぎ」も充実感

[ 2017年4月6日 05:30 ]

ブンデスリーガ・第27節   ドルトムント3―0ハンブルガーSV ( 2017年4月4日 )

後半36分、今季初ゴールを決めた香川(左は酒井高徳)(AP)
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 お待たせ!今季初ゴール!!ドルトムントの日本代表MF香川真司(28)が、4日のホーム・ハンブルガーSV戦で今季リーグ戦初ゴールを決めた。1―0の後半36分に左クロスを右足で仕留めた。さらに終了間際には2試合連続となるアシストを記録。先制点のFKを奪うなど、全3得点に絡む活躍で3―0の快勝に貢献した。

 待望の今季リーグ戦初得点は後半36分。香川はフリーでゴール前へ走り込み、左のオーバメヤンからの低いクロスを丁寧に右足で合わせた。第27節での初得点は、ブンデスリーガでは自己ワースト。「遅すぎ」と表現しつつも、「本当に自分の思っているプレーを表現できている」と充実感をにじませた。

 今季前半は右足首のケガに苦しんだ。2月には今夏の放出危機まで報じられたが、先発復帰した3月11日のヘルタ戦から逆襲が始まった。この日は前半に味方との連係プレーの後に倒されてFKを獲得。これをカストロが決めて先制した。試合終了間際には、オーバメヤンの快足を生かす絶妙な左足のロビングパスを送りアシストも記録。これでヘルタ戦からリーグ戦4試合で1得点3アシストだ。「出続けることで周りとの連係、自分自身のコンディション、流れがポジティブに働いてきている。心の余裕を含めて試合にうまく入れてる」。輝きを完全に取り戻した。

 ハンブルガーSVのボランチでフル出場し、香川とマッチアップして苦戦した酒井高は「3―0で負けたけど“真司君が活躍するんだったら何かいいですわ”って(本人に)言ってあげた」と苦笑いした。「クラブがこの日本人魔術師との契約更新を考えるべきだと改めて示した」と記したルールナハリヒテン紙の採点はチーム単独最高となる1・5、ビルト紙も同最高タイの2と評価(いずれも1点が最高、6点が最低)した。

 8日の次節は首位のバイエルンMと敵地で対戦する。さらに11、19日には欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝も控える。「ここからさらに結果を残して、おいしいところじゃないけど、最後の結果で表現して、いいシーズンにしたい」。大舞台でさらにまばゆい輝きを放ってみせる。

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