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【タイ戦分析】今野代役の酒井高、攻撃ではインパクト生み出せず

[ 2017年3月30日 09:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本4―0タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )

今野と酒井高のプレー位置比較
Photo By スポニチ

 4ゴール量産で首位に立つも会見でハリルホジッチ監督がネガティブ発言を連発したようにリードした後半には相手の決定機が多々あった。UAE戦で1得点と活躍した今野が離脱し、代役を務めたのはサイドバックが本職の酒井高。ボランチ経験はあるが代表では初。厳密には今野の左インサイドハーフに対し、酒井高は少し守備的な左ボランチに位置。UAE戦の今野と今回の酒井高のプレー位置を比較した(図を参照)。

 試合全般で見ると、こぼれ球奪取+ボールゲインが今野21回に対し、酒井高は9回。今野が敵陣奥まで入り攻撃にもインパクトを与えたのは図を見れば明らか。一方で酒井高は前半3分の岡崎へのパス(失敗)と後半ロスタイムのミドルシュート以外は攻撃シーンはほとんどなかった。

 日本は後半12分の3点目〜後半38分の4点目までの間に久保、清武、山口、本田らがミスを繰り返しパス成功率が70%台に落ち、タイにシュート3本を許した。その時間帯に酒井高は92.6%の高いパス成功率とタックル成功率100%の守備で無失点に貢献。ゴール量産には加わらなくともチームの厳しい時間帯には仕事をこなした。

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2017年3月30日のニュース