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川島 神セーブ連発!PK止めてこん身ガッツ&ドヤ顔

[ 2017年3月29日 05:36 ]

サッカーW杯アジア最終予選B組   日本4―0タイ ( 2017年3月28日    埼玉 )

<日本・タイ>後半、PKを止める川島
Photo By スポニチ

 ドヤ顔になるのもうなずける仕事ぶりだ。川島が好セーブ連発で日本代表史上通算200度目となる完封勝利の立役者となった。ハイライトは後半41分のティーラシンのPKを止めた場面。「スタジアム中が止めることを期待していたと思う。それが自分のパワーになった」。事前の情報ではなく自身の感覚だけを頼りに、抜群のタイミングで右に跳んでセーブ。ゴールに向かってこん身のガッツポーズをした。

 約9カ月ぶりの出場となったUAE戦に続きフル出場。前半ロスタイムにも魅せた。ゴール前の混戦でティーラシンが至近距離で放った右足ボレーを「我慢することが大事だった」と冷静に左足すねに当てて防いだ。所属するフランス1部・メスでの今季の公式戦出場は1試合のみ。「(ハリルホジッチ)監督もリスクはあったと思う」と先発の重圧を誰よりも感じていた。試合後、その指揮官からは「彼のことを信頼していたが、それを裏付けてくれた。ブラボーと言いたい」と絶賛された。

 1月には鳥栖から熱烈ラブコールを送られ、一時はJリーグ復帰に傾いたという。悩んだ末にメスへの残留を決断。「自分の中では意味があって挑戦している。GKのスタンダードが高い中で自分を高めるのは厳しいけど、今の自分の力になっている。この2試合ゲームに出て、それを実感できた」。選んだ道は間違ってなかった。

 ミックスゾーンを去る前に「ホッとした?」と問われた川島。柔らかい笑みを浮かべて「試合したい」とつぶやいた。

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2017年3月29日のニュース