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オランダ代表主将ロッベン“オレに新監督を選ばせろ”、協会に異例の要求

[ 2017年3月29日 21:35 ]

 “オレに新監督を選ばせろ”――。オランダ代表主将のFWアリエン・ロッベン(33=バイエルン・ミュンヘン)がオランダ協会に対し、同代表の新監督選出に関わりたいという異例の要求を突きつけた。

 オランダは18年W杯ロシア大会の欧州予選A組で、25日にブルガリアに0―2で敗れて4位に転落。26日にダニー・ブリント監督(55)が解任された。後任は未定となっている。

 コーチのフレッド・グリム氏(51)が暫定で指揮を執った28日の親善試合イタリア戦(●1―2)の後、ロッベンは地元NOSテレビで「自分とスナイデル(ガラタサライMF)は代表で14年プレーしている。様々な監督の下で経験を積み、このチームのニーズが分かっているし、このグループに合う監督について良いアイデアがある。オランダ協会に監督選びのプロセスに関わりたいと伝えた」と語った。

 監督に選ばれるべき選手が、逆に監督選びに関与するのは本来ありえないこと。新指揮官から招集されない可能性があるが「(代表を)やめる気はない。オレとウェズレイ(スナイデル)は協会と選手のつなぎ役だからこそ監督選びに関わりたいんだ」と主張した。

 地元メディアでは、後任候補に、元オランダ代表監督で昨季までマンチェスター・ユナイテッドを率いたルイス・ファンハール氏(65)が挙がっている。ロッベンは「オレの候補リストにファンハールは入っているが、具体的な名前を言うのは時期尚早だ」と本気で新監督候補をリストアップする構え。異例の要求がオランダ協会に認められるか、実際に誰が次のオランダ代表を率いるのか注目を集めそうだ。

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2017年3月29日のニュース