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松本・反町監督、ユニ問題に「はっきり言ってJリーグが精査してないから」

[ 2017年3月12日 19:03 ]

明治安田生命J2第3節   松本1―0岐阜 ( 2017年3月12日    長良川 )

<岐阜・松本>前半12分、両チームのユニホームの識別が困難であるとして試合が中断
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 開幕3戦目にして今季初勝利を挙げた松本の反町康治監督(53)が試合後、Jリーグに”物言い”をつけた。

 松本と対戦相手の岐阜は、ともにチームカラーが緑。敵地に乗り込んだ松本は昨季までの白から灰色に一新した第2ユニホームで試合に臨んだ。だが、深緑色の岐阜とダークグレーの松本と両チームのユニホームの色はデーゲームの日差しと天然芝の緑も相まって「(敵か味方か)分かりづらかった」(松本MF岩間)と識別しにくい状況。前半12分には松本の陣地内で岐阜の新人MF永島が松本MF工藤にパスを出してしまい、その工藤も岐阜のDF田中にパスを出してしまうなどパスミスが連発する非常事態へと陥った。

そのため、ここで両チームから審判団へユニホームの識別が困難であると申し出があり、時計を止めて試合が約3分間中断。結局、岐阜の関係者が事務所まで取りに行った第2ユニホームが到着した後半から岐阜の選手たちが上半身だけ第2ユニホームの白に変更して試合を続行するに至った。

 この”珍事”を受け、反町監督は「きょうのJ2は非常に話題のあるトピックが多い3節でしたね。三浦のカズが点を取りました。熊本のGKが点を取りました。そして前半と後半でユニホームが違う相手と試合しました」と皮肉をこめて発言。

 「常に言ってます。ユニホーム(の何色を着用するか)を見て、これでいいのって?はっきり言ってJリーグが精査してないから。大木さんは京都の時に群馬かなにかと試合をした時と同じで、お互いパスミスの連続だったことを知っています。試合中に『大木さん、京都でもあったよね』と言ったら『お前良く覚えてるな』と話しました。我々の(第2ユニホームの色は)グレーがいいのか(昨年までの)白に戻した方が良いのか分からないが、中間色は難しい。後半、ユニホーム変わったんでもう90分やってくれと言われたら完全にひっくり返された試合だった」とまくしたてた。

 岐阜の大木武監督(55)はユニホーム変更について「影響はない」としながらも「でも、(中断で)もめたあとに点を取られた。そのあたりは、こじつけで言えば、少し(集中が)切れてしまった。逆に松本はしっかりプレーしていた。とってつけるようですけど。それは考えられる。そのあたりは松本は上でした」と試合再開直後に失点した1点が勝負を分けたこともあって厳しい表情だった。

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