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鳥栖、コロンビア代表FWイバルボを獲得 メディカルチェック後に正式契約へ

[ 2017年3月10日 15:38 ]

 鳥栖が、セリエAのカリアリから14年W杯ブラジル大会・コロンビア代表FWイバルボ(26)を獲得したことが10日、分かった。イタリアの複数の関係者によれば、既に仮契約を交わしており、メディカルチェックを経て正式契約を結ぶ見通しという。

 イバルボは母国コロンビアのアトレティコ・ナショナルでプロのキャリアをスタート。1メートル88センチと大柄ながら抜群の身体能力とスピード誇り、かつてパルマなどで活躍した同国元代表FWファウスティーノ・アスピリージャ(47)の再来と言われ、11年に20歳の若さでイタリア屈指のスカウト網を誇るウディネーゼとの争奪戦を制したイタリアの古豪カリアリに移籍した。

 カリアリで15年シーズンまでプレーしたのち、レンタル移籍でローマ、プレミアのワトフォード、パナシナイコス(ギリシャ)などでプレー。最近では目立った活躍は残せていないが、その潜在能力は誰もが認めるところだ。日本代表がザックジャパンで臨んだ14年W杯では、ホセ・ペケルマン監督(67)から本大会の招集を受け出場。1次リーグでの日本との直接対決では出場がなかったが、歴とした現役コロンビア代表だ。

 地元イタリアのメディアによれば、イバルボは鳥栖と3年契約を結ぶ見通し。鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督(49)からはカリアリで11〜12年シーズン、12〜13年シーズンに指導を受けており、今回はかつての恩師の熱烈なラブコールが実った形だ。

 鳥栖は今オフ、積極的な補強に動きベルギー1部のシントトロイデンからFW小野裕二(24)、日本代表への復帰を目指すGK権田修一(28)らを獲得。イバルボは上位進出を狙うチーム補強のまさにラストピースとして獲得された形だ。イバルボはもともとMFだが、最近ではFWとしてプレーしており、鳥栖ではサイドアタッカーならびにセカンドトップとしての起用が予想される。国内屈指のストライカーで元日本代表FW豊田陽平(31)と組む超大型FWコンビは、J1屈指の破壊力を誇ることになりそうだ。

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2017年3月10日のニュース