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高倉なでしこ競り負け6位 終了間際にミス 現状が浮き彫り

[ 2017年3月10日 05:30 ]

オランダ戦で得点を挙げ、喜ぶ横山(左から3人目)
Photo By ゲッティ=共同

 サッカー女子の国際親善大会、アルガルベ・カップで8日、日本代表「なでしこジャパン」はポルトガルのファロでの5、6位決定戦でオランダに2―3で競り負け、6位に終わった。日本は0―2の前半20分に横山(長野)のゴールで反撃。後半32分にオウンゴールで同点としたが、勝ち越し点は奪えず、試合終了間際に失点。通算4得点の横山はデンマークのFWペルニーレ・ハーダー(24)と並んで大会最多得点となった。

 退場者を出し、10人の相手に終了間際に得点を許して競り負けた。2―2の後半ロスタイムにDF中村が相手にボールを渡すパスミス。そこから逆襲を浴びて失点した。高倉監督は「注意していたサイド攻撃とセットプレーでやられ、最後もカウンター。勝負どころの察知力は過去のなでしこに比べ、全然足りない」と嘆いた。就任後初の国際大会でチームの成長は見えたが、トップレベルには遠い現状も浮き彫りになった。「私自身も含めてレベルアップしなくてはいけない。負けた現実を受け止めて、ここから伸びれば、この大会は無駄ではなくなる」と高倉監督は決意を口にした。

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2017年3月10日のニュース