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横山2発!なでしこ快勝 オランダと5位決定戦へ

[ 2017年3月8日 05:30 ]

アルガルベ杯1次リーグB組   日本2―0ノルウェー ( 2017年3月6日    ポルトガル )

ノルウェー戦で得点を挙げた横山(左)と喜ぶ長谷川
Photo By ゲッティ=共同

 国際親善大会アルガルベ杯(ポルトガル)に出場しているなでしこジャパンは6日、1次リーグ最終戦でノルウェーに2―0で勝った。FW横山久美(23=長野)が後半14分に先制ゴールを決めるなど、2得点の活躍。2勝1敗の勝ち点6でB組2位となり、大会最終日の8日に5、6位決定戦でC組2位のオランダと戦う。同日の決勝は、スペイン対カナダの顔合わせになった。

 勝利の立役者となった横山は「今まで代表で1点は取れていたが、1試合2点はなかった。そこは意識していた」と胸を張った。後半14分の1点目は籾木の浮き球パスを胸で落とし、右足でGKの頭上を抜いた。同44分の2点目は攻撃の起点となり、田中のヘディングがポストに当たってこぼれたところを左足で蹴り込んだ。ゴールの嗅覚と勝負強さが光った。

 各年代別代表のエースとして活躍。10年のU―17女子W杯でのドリブルシュートがFIFAの年間最優秀ゴール賞候補になったこともあるが、フル代表では大野や永里ら先輩たちの壁に阻まれていた。しかし昨年から代表の常連となって自覚が増した。高倉監督は「運動量が課題だったが、凄く成長している」と高評価。8日には、昨年のリオ五輪銀メダルのスウェーデンを下したオランダと戦う。フル出場して前線でのプレスにも献身的だった23歳は「とにかく結果を残し続けるしかない」と貪欲だった。

 ◆アルガルベ杯の大会方式 出場12カ国がA〜C組に4カ国ずつ分かれて1次リーグ3試合を行う。順位決定戦は、各組1位の3カ国で成績上位2カ国が決勝戦へ進出。残った1カ国と各組2位の成績最上位国が3位決定戦、残った各組2位同士が5位決定戦を行う。

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2017年3月8日のニュース