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NOVAがJ2長崎に出資 5億円超、危機回避へ 荒木会長「ありがたい」

[ 2017年3月7日 19:47 ]

NOVAホールディングスから経営支援の打診があったことを受け、記者会見する、J2長崎の荒木健治会長
Photo By 共同

 経営難に陥っているサッカーJ2の長崎は7日、長崎市で記者会見し、英会話学校大手のNOVAホールディングス(東京)から経営支援として5億円超の出資の打診を受けたことを明らかにした。

 長崎は累積赤字が2017年1月期決算で約3億円に膨らむ見込みで、地元企業を軸に大口出資を募っていた。4月までに資金調達できなければJ3に降格される可能性もあったが、NOVAが支援に名乗り出たことで当面の経営危機を回避できる見通しになった。

 NOVAは子ども向けサッカー教室への参入を検討しており、引退した選手をコーチに起用するなどサッカー界の人脈を教室運営に生かす考えを示したという。NOVAの稲吉正樹社長が同日午前に長崎の荒木健治会長を訪ね、過半数の株取得とスポンサー契約を提案した。

 長崎は、NOVA以外に県内外の複数の企業とも出資交渉を続けている。荒木会長はNOVAの提案について会見で「今のクラブの経営状況からすれば、ありがたい話だ。株主の理解を得る方向で話をしないといけない」と語った。月内に臨時株主総会を開いて受け入れを提案する。

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2017年3月7日のニュース