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「ボクを入れれば得点が取れますよ」G大阪19歳初瀬、有言実行アシスト

[ 2017年3月5日 19:32 ]

明治安田生命J1第2節   G大阪3―1柏 ( 2017年3月5日    柏 )

 G大阪は3―1で柏を下し、今季リーグ初勝利を手にした。前半7分にFW長沢駿(28)が先制点を挙げると、同点に追いつかれた後半16分に再び長沢が決めて決勝点。さらに同27分にはFWアデミウソン(23)がダメ押しPKを決めた。

 アウェーでは2011年以来となる白星。その決勝弾を演出したのが、U―20日本代表DF初瀬亮(19)だった。1―1の後半16分、右サイドでパスを受けると、右足で高精度クロス。長沢の左足にドンピシャで合わせた。本職はサイドバックだが、攻撃時は右MFとなり、守備時は右サイドバックになる変則システムで起用された。それでも「ここで結果を打さないと次はないと思っていた」と奮起した。

 予言通りだった。ドローに終わった2月26日の甲府戦後。初瀬は長谷川監督に「ボクを入れれば得点が取れますよ」と冗談まがいのアピール。指揮官は「ふ〜ん…て流しました」と笑ったが、実際に甲府戦では同点弾、済州戦でもアデミウソンの1得点が生まれた。そして、この日はしっかりと得点に絡んだ。

 前半38分には元日本代表MF遠藤保仁(38)をおとりに使ったFKで長沢の頭に合わせるなど、セットプレーのキッカー役としてもアピール。「ヤットさん(遠藤)からは直接は蹴らせないよと言われている」と釘を刺されているが、「良いボールを蹴り続けていれば、いつか譲ってくれるかもしれない」と色気を隠さない。両足で正確なボールを供給できるのが最大の強み。2020年東京五輪”期待の星”はさらなる飛躍を目指していく。

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2017年3月5日のニュース