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9人川崎F、執念ドロー 20歳・板倉が同点弾も勝ち点3届かず

[ 2017年3月2日 05:30 ]

ACL1次リーグG組   川崎F1―1イースタンSC ( 2017年3月1日    旺角 )

<川崎F・イースタンSC>後半、同点ゴールを決める板倉(中央)
Photo By 共同

 1次リーグ第2戦が各地で行われ、G組の川崎FはアウェーでイースタンSC(香港)と1―1で引き分け、2分けの勝ち点2とした。前半にPKで先制点を与え、退場者が出て10人になる苦しい展開だったが、後半にMF板倉滉(20)が同点ゴールを決めた。H組のG大阪はホームで済州(韓国)に1―4で完敗を喫し、1勝1敗の勝ち点3となった。

 序盤に思わぬ展開が待っていた。前半13分に奈良が自陣ペナルティーエリア内で相手と交錯。相手のファウルと思われたが、イラン人主審はPK判定で、さらに奈良は一発退場。開始早々ピンチに陥った。後半7分に20歳のMF板倉のプロ初得点で追いついたが、逆転はならず、鬼木監督は「早めに1人少なくなってしまったことが影響した。勝ち点3を狙いにいったので残念」と唇をかんだ。

 2月25日の大宮戦から中3日。指揮官は大胆なターンオーバーを敢行した。中村、大島、家長らを遠征メンバーから外し、大宮戦から車屋を除く実に10人を入れ替えた。ところがACL史上初の女性指揮官率いる相手に苦戦。初戦は広州恒大に0―7で大敗したが、1日はホームで序盤からアグレッシブなプレーを仕掛けてきた。

 80分近い時間で数的不利を強いられた中、後半に入って同点に追いつき、後半24分にはエースFW小林を投入。だが、勝ち点3には届かず、指揮官は「ここから勝ち続けるしかない」と今後の巻き返しを誓った。

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2017年3月2日のニュース