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「神戸ポドルスキ」2日にも発表! 完全移籍で6月から3年契約

[ 2017年3月2日 05:30 ]

2日にも神戸への移籍が正式発表されるポドルスキ
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 神戸が元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(31=トルコ1部ガラタサライ)の獲得を、2日にも正式発表することが1日、分かった。複数の関係者によると、クラブ間での交渉が合意に達したもよう。完全移籍となり3年契約で加わる見通しだ。一時は移籍金などを巡って交渉が難航していたが晴れて「神戸ポドルスキ」が誕生することになった。

 1月にオファーを提示し、粘り強く続けてきた交渉が実った。神戸の関係者が「向こう(ガラタサライ)が何を望んでいるのかと、それを神戸がのめるのかが焦点」と説明していたポドルスキの獲得交渉。1日、クラブの首脳らが東京に集結して協議。複数の関係者によると現所属のガラタサライ側とクラブ間で合意に達したという。完全移籍で、3年契約を結ぶ見通し。2日にも正式発表される。

 当初、神戸は1月中の獲得を目指して交渉を開始。昨年12月にポドルスキがトルコの治安に不安を感じ、他国リーグへの移籍を模索しているという情報をキャッチし、迅速に動いた。中国の北京国安なども獲得に乗り出していた中、ポドルスキ個人とは合意。1月25日には田中健一社長が正式オファーを提示したことを明かし、発表は間近とみられていたが、最終局面で移籍金などを巡ってクラブ間の合意までには至らなかった。

 だが、神戸はその後も諦めずに交渉を継続してきた。2月28日にはポドルスキの神戸移籍をトルコの現地メディアが一斉に報じ、1日にはトルコの有力紙ヒュリエト(電子版)が今季終了後に移籍することでクラブ間合意に達したと報じた。今回の交渉で最大の問題だったとみられる移籍金は270万ユーロ(約3億2300万円)、年俸は500万ユーロ(約5億9800万円)と報じられた。

 ヒュリエトによるとポドルスキの移籍は6月1日。その場合、Jリーグの第2登録期間が7月21日〜8月18日となっているため、公式戦に出場できるのは最速で7月29日の第19節大宮戦(ノエスタ)となる。

 ▼ルーカス・ポドルスキ 1985年6月4日生まれ、ポーランド出身のポーランド系ドイツ人。03年にケルンのトップに昇格し、バイエルンやアーセナル、インテル・ミラノなどでプレー。15年7月にガラタサライへ完全移籍。ドイツ代表では06年ドイツ大会からW杯に3度出場。国際Aマッチ通算129試合出場48得点。昨年8月に代表からの引退を発表。1メートル80、80キロ。利き足は左。

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2017年3月2日のニュース