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新潟 逹也が千金弾!途中出場もさすがの決定力で開幕ドロー

[ 2017年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1開幕戦   新潟1―1広島 ( 2017年2月25日    Eスタ )

広島戦の後半26分に同点ゴールを決めて喜ぶ新潟・田中(中央)
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 逹也、千金同点弾!!新潟は25日、アウェーで広島とJリーグ開幕戦を戦い1―1で引き分けた。0―1の後半26分に途中出場のMF田中達也(34)が同点ゴール。後半37分にはDF矢野貴章(32)が警告2枚で退場となり、10人での戦いとなったがチーム一丸となって守り抜き、引き分けに持ち込んだ。2年連続の開幕戦白星はならなかったが、アウェーで貴重な勝ち点をもぎ取った。

 勝ち点3は奪えなかったが最低限の勝ち点1は持ち帰り“負けないアルビ”としてのスタートを切ることができた。

 後半12分にセットプレーから失点し先制点を奪われても、この日は動じなかった。後半26分、MF成岡に代わって途中出場のMF田中が「時間があったので流れをつくってガンガンいこうと心がけた」とFWホニからのパスにゴール中央での混戦から田中が左足を振り抜いて同点ゴールを決めた。「弾道が見えたときに入ったと思った」とチャンスでしっかり決め切るあたりはベテランらしい一撃だった。

 立ち上がりから守備陣形を整えてからボールを奪いにいき、奪ったら素早く攻撃に転じるという今季、アルビが取り組んできた形がしっかり出せて前半は0―0で終了。手応えを感じて臨んだ後半だったからこそ、チーム一丸での同点劇が生まれた形だ。

 その後、勝ち点3を奪うために反撃を仕掛ける場面だったが、後半37分。右SB矢野が警告2枚でまさかの退場となり10人で戦わざるを得なくなってしまった。三浦監督は「退場後は割り切って、みんなで守って勝ち点1を守り切ろうとした。チームが一致団結してきょうは勝ち点を挙げてくれた」。ロスタイムにはベテランMF本間を投入するなど絶妙なゲームプランで勝ち点1を守り切った。

 DF大野主将も「勝ち点3を取りたかったけど、10人になって難しい展開だった。勝ち点1を持って帰れることをプラスに思いたい」とホッとした表情。MF小泉も「去年のチームなら間違いなく(退場で)負けていた。でも今年は負けなかった。粘り強い守備ができたし、今年の新潟は違うぞというのを少しは出せたと思うので自信になった」と手応えを感じていた。

 指揮官も「サポーターが新潟からたくさん来てくれた中で、勝ち点3をプレゼントできなかったけど勝ち点1を前向きに捉えていきたい」と勝ち点をしっかりと積み上げていくつもりだ。

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2017年2月26日のニュース