中沢　３９歳完封で飾る！誕生日弾より勝利を「しっかり守る」

明治安田生命Ｊ１開幕戦   横浜―浦和 （ 2017年2月25日    日産ス ）

横浜ＤＦ中沢（中央）は２５日が３９歳の誕生日だ
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　メモリアルな開幕戦を白星で飾る。２５日が３９歳の誕生日である横浜のＤＦ中沢は「（２６日に５０歳になる）カズさんは持ってるけど、俺は持ってないから…」と言いながらも、「うちのキャプテン（斎藤）が火を噴いて頑張ってくれると思う。僕はしっかり後ろで守ります。ただ、それだけです」と静かに意気込みを示した。

　チームは昨オフ、ＭＦ中村俊ら主力が相次いで移籍を決断。自身にも減俸が提示されたが、「トリコロールを着て引退したい。それが最善の恩返しと思っている」と残留の道を選んだ。若返ったチームにおいて３９歳はもちろん最年長。だが、昨季は３８歳にして史上４人目となる３年連続リーグ戦全試合フル出場記録を達成したように、まだまだ年齢を感じさせない。日々のマッサージやストレッチを欠かさず、練習日にロッカールームを出るのはいつも最後だ。モンバエルツ監督も「ボンバー（中沢）はパフォーマンスを維持するためにあらゆることを努力している。加齢によるパフォーマンスの低下はなく、状態をキープしている。彼の情熱は素晴らしい」と称賛を惜しまない。

　新主将のＭＦ斎藤も「佑二さんが後ろでついてくれているので、何も不安はない」と話すなどプレーだけでなく精神面でもチームの支柱だ。「勝って、そしたらみんなで最高の開幕戦だったと言える」。浦和の強力な攻撃陣を鉄人がシャットアウトする。