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C大阪、完封締め 尹監督の守備戦術バッチリ!「うまくいった」

[ 2017年2月19日 05:30 ]

練習試合   C大阪2―0仁川FC ( 2017年2月18日    金鳥スタ )

<C大阪・仁川FC>前半、2人からのプレッシャーを受けながらもパスを出す山口(中央)
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 今季からJ1で戦うC大阪は18日、Kリーグ1部の仁川(インチョン)FCとキンチョウスタジアムで練習試合を行い、2―0で勝利した。前半2分にFW柿谷曜一朗(27)が先制点を奪うと、後半42分にはMFソウザ(28)が追加点。守備陣は相手に決定機を与えず、主力組で臨む開幕前最後の練習試合を完封で締めくくり、25日の磐田戦(ヤンマー)に向けて弾みをつけた。

 スキを見せない戦いぶりだった。C大阪にとって、主力組で挑む開幕前最後の練習試合となった仁川FC戦。前半2分、相手GKのミスを突いたFW杉本がゴール前へ折り返し、これを柿谷が流し込んで先制点を奪う。終了間際の後半42分には、途中出場したMF丸岡のクロスからソウザが追加点。2―0で勝ちきったことで、今季から指揮を執る尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は収穫を口にした。

 「守備はうまくいっていた。100%ではないが、短い期間でつくってきた中で、ここまでうまく来ている。今日の試合に勝ったことで開幕に良い入りができる」

 何より評価したのがディフェンス面だった。1月12日の始動後、まずは守備戦術の構築から着手してきた。新加入のDFヨニッチが最終ラインに加わった中で、ここまで主力組で臨んだ練習試合5試合で失点はわずか「1」。ボランチに入った日本代表MF山口も「そこ(守備)はある程度、自信を持っていいんじゃないかと思う」と手応えを示した。

 後ろに安定感が増してきた一方で、今後は日本代表MF清武も組み込み、より攻撃面で得点力を高めていくことが求められる。「相手が(守備で)はめてきているときに、蹴らされている感が強い。もっと狙いを持ってやっていけたら」と杉本。細かい部分も修正しながら、開幕、そして1年間の戦いに向けてチーム状態を上げていく。

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