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チーム待望のボランチ 甲府MF小椋、躍進に意欲「レスターも優勝した」

[ 2017年2月19日 08:25 ]

G大阪時代の小椋
Photo By スポニチ

 甲府は小椋の加入で最大の補強ポイントだったボランチがようやく埋まった。3ボランチのアンカーとして、相手の攻撃の芽を摘み、前線へボールをつないでいく。「ディフェンスに関しては自分自身である程度しっかりしたものがあるので問題ない。攻撃の方はまだまだ」。さらなる向上を期しながら、今季の目標については「個人は一試合一試合を大事に、チームとしては1桁の順位を目指すが、もちろん優勝も。レスターも優勝したし、可能性はゼロではない」と語った。

 昨季の試練が小椋を一回り成長させた。一昨年のオフ、期限付き移籍していた山形から契約が1年間残っていたG大阪へ戻ったが、チームに居場所がなくなっていた。戦力として期待していないことを伝えられた。しかし、獲得するチームはなかったことからやむなく残留し、昨季はJ1で2試合に出場しただけ。G大阪U―23で若手に交じって練習し、J3の試合にも出場した。このオフもなかなか移籍先が決まらず、甲府のキャンプに練習生として参加。「今の評価はそれぐらい」と割り切り、契約を勝ち取った。

 開幕戦はアウェーで古巣のG大阪に挑む。「G大阪には力になれずに申し訳ないと思っている。でも、甲府に拾ってもらって、今は甲府の一員として頑張るだけ」。試練に磨かれたベテランが意地を見せる。(大西 純一)

 ▼小椋 祥平(おぐら・しょうへい)1985年(昭60)9月8日、千葉県出身の31歳。修徳からJ2水戸を経て横浜へ移籍。G大阪、山形、再びG大阪と渡り歩き、今季から甲府に加入。J1通算159試合2点。1メートル75、67キロ。利き足は右。

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2017年2月19日のニュース