柿谷　敵将・名波氏に恩返し！磐田との開幕戦で成長見せつける！

練習後に取材に応じる柿谷
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　Ｃ大阪は１４日、今季開幕戦の磐田戦（２５日、ヤンマー）に向けて大阪市此花区で練習を再開し、ＦＷ柿谷曜一朗（２７）は精力的に汗を流した。初陣でぶつかる相手の指揮官は、プロ１年目の０６年に一緒にプレーした元日本代表ＭＦの名波浩監督（４４）。かつて大きな刺激を受けていたことを明かし、開幕戦で成長した姿を見せつけ“恩返し”することを誓った。

　日に日に開幕が近づいてきた。今季から再びＪ１で戦うＣ大阪は、タイと宮崎でのキャンプを終え、この日から大阪で練習を再開。２６選手がトップチームで汗を流し、主将の柿谷も精力的に２部練習をこなした。開幕戦でぶつかるのは、磐田。印象を問われて口を突いたのは、新加入のＭＦ中村俊輔ではなく、指揮官の名波監督の名前だった。

　「あれだけの人が監督になって、チームをつくり上げていっていることには興味がある。でも、そういうチームに勝っていかないと目指すところに届かない。そういう意味でも一番いい相手」

　１６歳でプロ契約し、１年目だった０６年。シーズン途中からＣ大阪に加わったのが元日本代表ＭＦ名波氏だった。ともにピッチに立ったのは第３３節の大宮戦のみだったが、練習などを通じて「名波さんと一緒にプレーして感じるものが多かった」と振り返る。あれから１１年が経過。今度は選手と監督の立場で対戦することになった。

　「大きくなったところを見せたいけど…。“セレッソにやられた”というより“曜一朗にやられた”というところを見せられたら」

　今後は練習試合などで調整し「２・２５」を迎える。「キヨ（清武）が入って日もたってないけど、それを言い訳にするつもりはない。全員で守って全員で攻める。その質を高めたい」。大先輩への“恩返し”から、背番号８の１７年シーズンが始まる。