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横浜「練習生」学が存在感 “再スタート”で先制アシスト!!

[ 2017年2月8日 05:30 ]

練習試合   横浜2―2大宮 ( 2017年2月7日    宮崎シーガイアスクエア )

大宮との練習試合でドリブルする斎藤学(右)
Photo By スポニチ

 「練習生」として宮崎キャンプに参加している横浜の日本代表MF斎藤学(26)が7日、大宮との練習試合に先発し、今季初の対外試合で先制アシストの活躍を見せた。注目された“再スタート”で早速、らしさを発揮した。

 斎藤は昨季限りで横浜との契約が満了。オフに欧州移籍を模索したが実現せず、近日中に横浜と新たに契約を結ぶ見通しだ。報道陣に配られたメンバー表も斎藤の背番号欄だけ手書きだった。それでも「まだ練習生だけど11番が着られて良かった」。感謝の思いはプレーとなって表れた。1本目の23分、左サイドをえぐる。「相手の動きは見えていた」。圧巻の高速ドリブルでDFをかわしてクロス。ピンポイントで金井の先制弾を演出した。

 欧州移籍に備え、1月のタイ遠征には参加しなかった。その分、実戦から遠ざかったが、個人で強度の高い練習を続けた。昨季、メッシ、ネイマールを参考にドリブルの姿勢を前傾から背筋が伸びるように改良。一冬を超え破壊力はさらに増した。2本目の4分には強烈な22メートル左足シュートも放った。視察した日本代表の手倉森コーチにも鮮烈なインパクトを残した。

 名実とも横浜の顔となる今季、バルセロナB出身で“ポスト俊輔(現磐田)”として期待されるMFバブンスキら新戦力との連係はまだ未知数だが、その分、伸びしろを感じるという。「キヨ君(清武)も帰ってきたり各チームが補強している。上に行くには上乗せしないと。得点もアシストも増やしたい」。気持ちは切り替えた。再びトリコロールに袖を通す斎藤がJの舞台を席巻する。

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2017年2月8日のニュース