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ポドルスキがJに来る!!神戸 獲得本気の年俸10億円用意

[ 2017年1月18日 05:30 ]

06年ドイツW杯で得点を決め喜ぶポドルスキ(左)。世界的なFWが神戸に加入する可能性が出てきた
Photo By 共同

 神戸が今季の新戦力として、トルコ1部ガラタサライの元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(31)と獲得に向けた本格交渉をしていることが17日、分かった。神戸関係者によると、すでに本人と接触済みで、完全移籍での獲得に向けて正式オファーを提示する準備を進めている。ドイツでは年俸はボーナス込みで800万ユーロ(約9億6800万円)とも報じられた。神戸の環境にポドルスキ側は好印象を抱いているもようで、早ければ今月中に交渉がまとまる可能性がある。

 超大物助っ人がJリーグにやってくるかもしれない。初タイトル、そしてJ1優勝を目指す神戸が、かつてドイツ代表で背番号10を背負ったポドルスキと本格的な交渉をしていることが判明した。クラブ関係者によると、代理人だけでなく、すでに本人と接触。現所属のガラタサライに正式オファーを提示する準備を進めており、移籍金は交渉次第になるという。

 ポドルスキが他国リーグへの移籍を模索していることを神戸は昨年の時点でキャッチ。ポドルスキと家族が、トルコ国内の治安に不安を感じていることが理由で、獲得に向けた調査を開始した。資金力が豊富な中国の北京国安なども獲得に乗り出していたことから昨年12月の時点ではクラブ幹部は「おそらく厳しいと思う」と情勢を明かしていた。だが、16日にドイツ紙ビルトなどは、中国行きが消滅し、移籍先が「ヴィッセル神戸」と報道。実際に、ポドルスキ側は治安面などを含め神戸の環境に好印象を示しているという。

 また、ドイツ紙「エクスプレス」は、3年契約で年俸はボーナス込みで800万ユーロと報じた。現在の年俸300万ユーロの倍以上となる。神戸の親会社である楽天は、昨年11月にスペイン1部バルセロナとメイングローバルパートナー契約を締結。4年総額2億2000万ユーロ(約266億円)の超大型契約となり話題を集めた。積極的な動きはJリーグの活性化につながることもあり、年明けには村井チェアマンから神戸幹部に「頑張ってください」と後押しする声掛けがあったという。

 過去にバイエルンMやアーセナルといった名門でプレーし、すでに引退を表明したドイツ代表では優勝した14年ブラジル大会を含めて3度のW杯に出場。国際Aマッチ129試合出場48得点の実績を誇る。ポドルスキも神戸に好印象を抱いていることから、正式オファー後、今月中にも交渉がまとまる可能性があり、そうなれば25日から始まる沖縄キャンプに合流することもできる。今後の動向に注目が集まる。

 ◆ルーカス・ポドルスキ 1985年6月4日、ポーランド出身のポーランド系ドイツ人。03年にケルンのトップチームに昇格し、バイエルンMやアーセナル、インテル・ミラノなどでプレー。15年7月にガラタサライへ完全移籍。ドイツ代表では06年ドイツ大会からW杯に3度出場。国際Aマッチ通算129試合出場48得点。昨年8月に代表からの引退を発表。1メートル80、80キロ。利き足は左。

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