広島ＦＷ工藤、新天地から代表復帰へ意欲「そのためには優勝」

広島市内でユニホームを着て記念撮影をする（左から）松本、イヨハ、稲垣、フェリペ・シウバ、工藤、中林
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　２年ぶりのＪ１制覇を目指す広島は１４日、広島市内で新加入選手発表会見を開き、米ＭＬＳバンクーバーから完全移籍で加わった元日本代表ＦＷ工藤壮人（２６）らが参加した。退団した元日本代表ＦＷ佐藤寿人の穴を埋める存在として期待されるストライカーは「広島（の目標）は優勝しかないと思っている。優勝するために何ができるかを考えてやっていきたい」と抱負を語った。

　ＭＬＳで挑戦を続けるため、昨年１１月に広島からオファーが届いた際には断りを入れた。だが、同１２月に２度目の正式オファーが届き「君しかいない」と口説かれ、日本復帰を決断。今後は佐藤と比べられることも多くなるが「サポーターの方がそういう目で見るとは思うけど、どう広島に自分らしさをプラスできるか。１年間を通して認めてもらえるようにしていきたい」と語った。

　その先には、１４年の候補合宿以来となる日本代表への復帰も見据える。「“代表に戻りたい”という強い思いがあった中で“広島から代表に戻ってほしい”と言われたことも大きかった」。背番号５０を背負い、Ｊ通算１８９試合出場６６得点の点取り屋が新天地で再出発する。