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C大阪・尹晶煥監督 課題は“若さ”「プロ意識高めろ」

[ 2017年1月13日 10:05 ]

会見で記者の質問に答える尹晶煥監督
Photo By スポニチ

 今季からJ1で戦うC大阪は12日、大阪市此花区で新体制会見を行い、元韓国代表MFの尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(43)らが出席した。かつてプレーした古巣の若さを問題点として指摘し、より勝負強い“オトナの集団”に変えていくことを宣言。就任1年目の目標は「9位以内」と控えめながら、きょう13日から始まる3部練習などにより、悲願の初タイトルへとチームを鍛え直していく。

 淡々とした口調にも、言葉の端々にチームを変えようとする決意が込められた。00〜02年に選手としてプレーした古巣に指揮官として戻ってきた尹晶煥監督。昨季の終盤戦はC大阪の試合を生観戦しており、会見でチームの印象を問われると「若さ」を問題視した。

 「良い能力を持った選手はたくさんいるが、まだ若いなと感じた。ほかのJ1の上位クラブより試合運びの能力が足りない。(また)若い選手が多いので、プロ意識を高めさせた方がいい」

 育成組織出身者が多く、かつて若さを前面に押し出した攻撃サッカーを展開したC大阪。ただ、ときに好不調の波やメンタル面の弱さなどを露呈してきたことも事実で、いまだタイトルには縁がない。そのチームを今まで以上に勝負強い“オトナの集団”に変えるため、2月25の開幕戦磐田戦(ヤンマー)に向けて鍛え上げていく方針だ。

 まずは13日から4日連続で3部練習が実施される。「プロとしての意識を高めるための練習」と指揮官は話し、午前6時50分スタートのトレーニングで精神面と肉体面を強化。さらに「開幕まで時間がない」と続け、18日から始まるタイ1次キャンプで戦術メニューを行い、早くからチーム力を高めていく予定になった。

 今季の目標は「リーグで9位以内」と控えめながら「6月の中断期間までに良い順位にいられたら、欲張って上の順位を目指したい」と付け加えた。さっそく、この日のうちにFW柿谷を主将、韓国代表GK金鎮鉉(キム・ジンヒョン)、日本代表MF山口を副主将に指名。タレントぞろいのチームが、より戦える集団になれば…。就任1年目からタイトル争いをしてもおかしくない。

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2017年1月13日のニュース